学生起業のメリット・デメリット
学生起業のメリット
ソフトバンクの孫正義さんを始め、株式会社ライブドア(元オン・ザ・エッジ) 堀江貴文さんなど、現在日本で活躍している社長は学生のうちから起業をしていたという共通点があります。
では、大学生のうちに起業することには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
1.社会人に比べ時間と体力がある
事業立ち上げ初期には時間と体力がとにかく必要な時期となります。しかし、学生のうちであれば本業がある社会人に比べると時間を取りやすいですし、タフさの面でも有利に働くことが多いと思われます。
2.新しい知識や経験を得ることができる
いい意味でまだ経験が少なく、若くて活動的な脳を持っている大学生は、新しい知識を取り入れるのに一番適している時期と言えます。
人によりけりかもしれませんが、社会に出て、いろんな人と接する中で常識や価値観が固まってきてしまうと、新しい知識や情報、習慣を受け入れにくくなってしまうと筆者は考えます。
まさに学ぶ事を本業としている「学生」は、起業に必要な知識や情報をより得やすいのではないでしょうか。
3.他の学生と比べて頭三つ抜けた人材価値になる
まずは、行う事の質が並の学生と起業家では大きな差があると考えられます。学生団体やボランティア団体で、「集客を何百人しました」、「募金を集めて学校を作りました」というのはよく耳にします。もちろんこれはこれで意義もあり、大それた事であると考えられます。
しかし、「起業」は新しい事業を始めることで、0から1を生み出す事です。ビジネスで社会を良くするために、自らが価値を生み出し、その価値に対してお客様にお金を払ってもらうのです。それらを理解しているからこそ、例え起業が失敗に終わったとしても人材価値がとても高くなります。いわゆる並の学生とは経験と思考が違うため、多くの企業から採用の声もかかるのではないでしょうか。
学生起業のデメリット
しかし、起業をすると言っても必ずしもうまくいくことばかりではありません。
メリットだけでなくデメリットも理解して起業をするかどうじっくりと判断しましょう。
1.二足の草鞋になる恐れがある
学生の本分は「勉強」にあります。単位が足りなければ卒業すらできません。起業をしながら学業もこなすのはそう簡単な事ではなく、二足の草鞋にもなりかねません。
大学卒業の最終学歴がないことで就職できる先が限られることもあります。さらに、学費を払っているのがご両親などご家族であった場合、自分の意見だけでなくご家族の意見も取り入れて決意するべきでしょう。
親からすると、入学した以上は、学業にはしっかりと取り組み、卒業をした上で起業するなりして欲しいという考えをお待ちだと思われます。
起業もそうですが、学校に通うこともそう簡単に何度もできることではありません。
学業と起業、両立させることが理想ですが、それなりの覚悟がないと成功させる事ができないだけでなく、学業も疎かになりかねません。
2.初期費用に限度がある
学生の資金調達の難しさについては先ほど説明した通りです。学生のうちは資金の面で限界があるため、初期投資のかかるビジネスには挑戦しにくいというデメリットがあります。
となると、できるビジネスの種類が限られてしまいますね。
例えば、店舗を構えて自分の飲食店を立ち上げるでしたり、オフィスを用意して従業員を抱えたりするビジネスにいきなり挑戦するのは難しいです。
やはりネットビジネスを使った初期費用を少額で抑えられるビジネスから挑戦するのが良策だと考えられます。
まとめ
時間のある学生のうちに起業にチャレンジする事でそれまでには知らなかった知識や情報、見えなかった考え方を得ることができるのではないでしょうか。
学業と並行する事は大変かもしれませんが、その先には多くの学びがあり学生生活を充実させれると筆者は考えます。